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[PST​-​005​]​彼​氏​の​マ​ス​ト​ア​イ​テ​ム​/​The​ム​ッ​シ​ュ​ビ​♂​ト

by Theムッシュビ♂ト

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1.
ファンキーファイト Funky Fight (Koga) いつからか始まり、 どこまでも終わらない。 戦いの旅路と穏やかでない暮らし。 尽きない苦悩と明けない朝、 止まない雨と茫漠とした毎日。 Rock 'n' roll might not solve your problems, but it does let you dance all over them. そこに救済は在るのだろうか? そこに僕を導く光は在るのだろうか? わからない、わからない、 わからないから、ただ踊るのみ。 冴えたやり方でないとしても、 それが唯一の方法なんだ。 (monsiurbeat rap) Yo! Yo! i know人生 is a bitch, and so you on! お前もそうだろ? そんな目してんぜ? you know? 即効性キマる抗鬱 卒倒してヨガる♂♀ i'm tired もうこんな浮世! 人脈金脈静脈にアレキメてえよ! もうすぐ夜が明ける? 甘酸っぱい春にサクラサク? 何度信じた?何度感じた? 対「勝手な期待と裏切り」用に ハートを666 Protect and sick sexな男女とも勝手にしろよ i know Rock'n'roll is striking back! (brige) いつからか始まり どこまでも終わらない 戦いの旅路と穏やかでない暮らし (verse) 人生はどうせ嫌なことばかりさ 人生にそんな救いはないのさ 何処までも!悩んだままで行こうぜ! 顰め面!シケた面して踊ろうぜ! (monsiurbeat rap) Say Yeah! 最低!嗚呼、痛え! 冴えねえ!こんな人生! ときめきGirlに縁ないBoy 先行きBadな脈なしGoing Say Yo! 三好リョウ! そこで俺達何を伝える? 例えるならそれこそがso SUPER FEEDBACK CULTURE! (Koga) 豚小屋から犬小屋へ。 連鎖してフィードバックするのは うだつの上がらないトリコ仕掛け そこに意味は在るのか? そこに価値は在るのか? 嗚呼、くそったれな日々 人生はもっとスウィートでポップじゃねえのかよ! (verse) 人生はどうせ嫌なことばかりさ 人生にそんな救いはないのさ 人生はどうせ辛いことばかりさ 人生はやる瀬なさのパレードさ (verse) Let's go on! Life is parade of so many sad face! Let's sing out! Life is a bitch, so we are dancing! Life goes on!!! Let's go to anywhere with a sad face!! Life goes on!!! Life is a bitch, so we are wishing now!!!!! (Koga) めんどくせえな。 人生はどうせ嫌なことばかりだし、 自分も世の中もクソみたいなもんだって嫌ってほど知ってるよ。 スウィートでポップなものなんかこの人生のどこを見てもありゃしないんだ。 どうでも良い。 どうでも良すぎるよ。
2.
白すぎる Too White 「どうでも良い」 「どうでも良すぎるよ 生きることが」 そう呟いて泣いた 痛みさえ欲している 「どうでも良い」 どうでも良いなんて 思いたくない 僕が僕を飼い馴らすなら 僕は何処へも行けない 遥か遠い足音 空回る焦燥は疎ましいな 白すぎる こんなの望んでいない もっと浮かび上がってよ 白すぎることに気付いて くしゃくしゃになって泣いた 下らないゴミで一杯の鞄に 情報が入ろうとしている もう入らないよ いまが今際の際なら 何処を切っても悔やみそう いやそれすらどうだって良いか もう板に着いているな 打ち付けた汚れ 這い回るしかないよ 仕方ないな 白すぎる こんなの美しくない もっと熱を帯びてよ 僕と君のいのち 少しで良いから 抱き締めてくれないか 心ひとつ携えられない 態と感度下げて だけどいまこの胸が淡く色づき始めた 気付いてしまった 気付かない振りをしていたことに 気付いてしまったんだ 灰のようにこの命が冷たくなっていくのを 一人で眺めているだけの未来を疎んで 僕はまたこの白すぎる世界に 色を付けようとしている 君を憑代として その呪いの代償さえ分かっていないのに ああ、とても愚かだ!蔑んでくれ! それでもこの白すぎる今に もう耐えられそうにないんだ 何を描いたらいいかわからない今 ただ君だけが一点の彩りとして目の前にあるんだ 祈るように 君の写真を手に取った 色づくことを試せるだろうか 何を描いたら良いか わからないから そのままを吐き出す ただひとつ 今が白すぎる
3.
SSW Singer Song Writer なんという虚無感だ。 こんな虚無感、歌にしてどうするってんだ? 僕は私小説作家、自分を切り売りしてる。 話は作れません。 僕は私小説作家、そしてシンガーソングライター。甘く切ないラヴソング作りを生業にしている。しかし、いま僕は新しい恋に身を委ねるのが怖い。ここで想いに裏切られたら、僕はこの先何も作れない。 美しい歌、幸せな歌を大きな声で歌ってみたい。だけど僕にはそんな自信はない。僕は誰かに、気になるあの子に愛される自信がない。 僕は冴えない男。自分に自信が持てない男。こんな僕が誰かの為に歌えるだろうか。あの子の笑顔を思い描くだけで胸が高まるのが分かる。だけど、自分が誰かの手を引けるなんてとても思えない。 悲しい歌、切ない歌だけ小さな声で歌っているよ。こんなことだけ繰り返して、僕はずっと生きて来たから、いま怖いよ。あの子に想いが、向かう想いが凄く怖いよ。 ああ、仕事の連絡しなきゃな。
4.
世界は思い通り Your World Is (Not) As You Like ♠「遠くでパレードの音が聞こえる。あっちの世界は楽しそうで羨ましいな」 ♥「とっても楽しいよ。君もおいでよ。あっちもこっちも関係ないのよ」 ♠「そんな風に思えたら、少しは楽かな?」 ♥「そんな風に思いなよ。だって誰も咎めたりしないのよ」 ♥♠「世界は思い通り」 ♠「そんな訳ないよね」 ♥「そう思ってみたらいいじゃん」 ♥♠「世界は思い通り」 ♠「そう思える日を僕に下さい」 ♥「君にあげるよ」 ♥「いつでも伏し目がちで」 ♠「口角は下がってばかり」 ♥♠「人生はどうせ嫌なことばかりって」 ❤️♥「口癖になっている」 ♠「そんな頭が創る明日を」 ♥「心から望んでいるの?」 ♠「どうせこれが運命だし」 ♥「そっか。でも、楽しい方が楽しいよ!」 ♥「ねえ、何か最近、ちょっと思い悩んでないですか?」 ♠「実は、好きな人ができた」 ❤「お!おめでとうございます!」 ♠「いやいや、片思いだけどね」 ❤「いいじゃないですか!恋は素敵ですよ!」 ♠「でも、こんな自分が釣り合うなんて思えない。何にも自信ないんだ」 ❤「もー、そんなこと思ってたら叶うもんも叶わないですよ。だって、世界は思った通りになるから!」 ♠「世界は思い通り?」 ♥「世界は思い通り!」 ♥「実際そうとは限らないけどねー(笑)」 ♥♠「世界は思い通り」 ♠「そんなわけないんだ」 ♥「でも、僕らは生きていくんだ! ❤️♥♠️「世界は思い通りって信じている今日をひとまず信じてみよう」 ♠「そうか。まずは信じてみたらいいんだよね」 ♥「そうですよ!そうしたらきっと、行きたいところに行けるんですよ!」 ♠「そうかもね。そうか。自分の行きたいところ、か」 ♥「んー、例えば、南の島の水平線に沈む太陽」 ♠「北極の空のオーロラ」 ♥「湖面が青空を映す天空の鏡」 ♠「息を飲むような一面の向日葵畑」 ♥「生きてて良かったと思えるような、そんな景色を、大切な人と見に行きたいね!」 ♠「うん。素敵だよね」 ❤「じゃ、お金稼がないとね!」
5.
はたらく男 A Hard Worker 1.2.3.go!!!!! 週末毎に巡り集めた プレミアものの古本も売った 情報で穴を埋めるような 一人の時間全部オンセール さあ、本腰入れて働くぞ! 責任感を全身に受けて! 君の為に 労働の喜び 全力で感じたいなあ! 大切なものの為に 僕は喜んで兵隊になる! i wanna be your 養分 i wanna be your ATM 労働 is とても辛い! but, あの子 is とても可愛い! 君がいれば頑張れる! 1.2.3.go!!!!! 庵の中の清貧生活 骨董品のような厭世観 そんな場所から浮世に戻るのさ いまコペルニクス的大転換! さあ、気合いを入れて働くぞ! 双肩に護るもの重み感じて! 君の為に 労働の喜び 全力で感じたいなあ! 最愛の姫の為に 僕は心の臓を捧げる! i wanna be your 養分 i wanna be your ATM 労働 is とても辛い! でも、心の中の君が! 「頑張って!」って言ってるなら! 脳内物質ドバドバでこの身体が起動する!! i am HATARAKU OTOKO‼︎ 君の!為に!
6.
大奥ライド Oooku 〽︎さあご覧あれ、ご覧あれ。 この襖の奥に女心がある。 変わり易きこと秋空の如く、闇深きこと月のない夜の如し。 乗るか反るか。進むか戻るか。 怖気付いて引き返すも進むもお前次第。 しかし、この丁半博打、街の賭け事師達にも注目の的。 ならば一丁男を見せてみい。 「好し」 奥の部屋に行くには 襖が何枚も在って ひとつひとつ確かめるように 開けていたら 間に合わなくなりそう 畳の目を数えながら 手を掛けないでいる 暇(いとま)はないぞ 蹴ったって進めよ 転んだって這えよ 不躾で善いよ 順を追うな 澱んでいくぞ 魂が光っているだろう 宵越しの銭は持つな 心持ちの悪さ あゝ...間違いの証左 〽︎浮世の理に倣うなら、据え膳喰わぬは男の恥と。 いま一度兜の緒を締め直し、いざ一戦仕らぬ。 奥の部屋には何がある? 襖は透けては見えぬ ひとつひとつ 「大胆且つ繊細に」 あゝ...無理なら ぞんざいにでもどうぞ 三番目辺りの部屋の 鉢に目を奪われる それも善いな 簡単に云っちゃえよ 思慮なんて棄てなよ 不躾で善いよ 順を追うな 綻んでいくぞ 熟せば色も変わるよ 肉体は正直だ 刀傷も負えぬような 頭は嘘吐き 〽︎己が畏れを知り、且つ試合の定めを知り、それを以て尚もその歩を退けない意志や良し。 ならば更にその一歩を踏み出す可し。
7.
もうすぐ素直じゃなくなる Wanna Be Natural 「上手く言えないけど、何かが変わってきた。 ここんとこ凄く不器用になってきた気がする。 今までと何かが違う。 きっと、、、もうすぐ素直じゃなくなる」 少しずつ景色に 桃色が増えるように 心の中に君の名前が増えてきた 「そう言えば気になる」とか 「憧れの人」とか そんな風に呼ぶより 「恋」と呼んだ方がきっと早い 君が私と同じ 顔文字使い始めた 少し近づいた気がして 凄く嬉しい 君のこと思うとき 他の嬉しいこと全て そこへと流れてゆくような そんな気分になる だけどそれはその分だけ 寂しさの始まりだから もうすぐ私は素直じゃなくなる 君に言われたんだ 「ファインダー越しだと 表情が少しだけ固くなる」って 「いつものような笑顔」なんて 言ったって 「自然じゃないのも自然」なんて 開き直ったって仕方ない 些細なことで 落ち込んだり笑ったり 忙しくなる心は いつも涙零れそう 季節毎、変わり目には いつも激しい雨が降るから この心がいま泣いているのも 新しい始まりなんだ 君のこと、私のことも ひと周り前の季節より 深い色になると信じて ここから歩き出すよ 「でも、素直に、なれない」 何度も繰り返して 少しずつ弱くなって その分強くなるから あと少しだけ待ってて! 誰よりも君のこと思うとき 愛しさに寂しさ溶けて 生まれる気持ちを 優しさと呼ぶんだ もうすぐ会えない長い夜が明けて 君の居る朝が来るよ そしたら私は素直に笑える きっと 「素直に、なりたい」
8.
接吻&ラヴ Kiss And Love 嗚呼、何てキュートでファニーな笑顔なんだ! 困ったり凛としたり笑ったりして君は生きている! ミルフィーユみたいな階層の重なりがこんなに愛らしいなんて! so sweetすぎて死にそう! そんなメンタリティ 直リンクしてるフィジカリティ 妄想止まらねえよ! んあーーーーーーーーー! もうね!もうね!もうね! 「スタートにゃっ!」 接吻!kiss&love! もう君の唇の感触を 知らずに死ねるかよ! 性欲?それも勿論否定はしないけど収斂されて もう君にしか欲情しない。 「何で今まで素直になれずにい・た・の? 恥ずかしがらずに欲望を解放するにゃ!!素直になって目標まで突き進もう!!」 伝わるかな?この感じ! 「男にしかわかんない丁度」がある! 君に特化型限定兵器に改装された機体の成れの果て。 ドン引きされても良いや、言うぞ! 君と超絶キスしたい! 君にi need your kiss&love 少しビビってる Do you need me? 葛藤収まらねえよ! んあーーーーーーーー! もうね!もうね!もうね! 「いっくにゃー!!」 でも私知ってるもん 君のカメラロールの中に色々と人に言えないものもあるってこと! いや、見たわけじゃないけど、そのへんどうなの?どう折り合いが付くの?(って君に言われたらどうしよう!?) や、言い訳じゃないけど 全然別枠なんだ! 君のそれへと至る道筋とは 全然違うものなんだ! あー、伝わらねえかなこのニュアンス! どう理解して貰おう? 君は僕の人生のURなんだ! 石を何個割っても手に入らないんだ! 男にしかわかんない丁度があるんだよ! 「練習がんばったにゃ!」 接吻!kiss&love! そう君の唇の感触を 知らずに死にたくねえよ!!!! 性欲?プラトニック? 最早不要だろう?カテゴライズは!!!! 「もう君だけ!」 君とキスできるのは 僕だけ、僕だけであって欲しい!!!! 「これで明日のデートもバッチリにゃ!」
9.
あおなみ線 Hello,Shining Days 海へと向かう電車が 大きな橋の袂を潜る 少しの微睡みの中で 瞼の裏が赤いよ Hello,Hello,Hello,Shining Days 君の顔は綻んでいたの? Hello,Hello,So Sweet Scene 僕は少し怖がっていたね 輝き求めて来たのに 何でだろう 上手に笑えないや ポケットの中 君への小さな言葉隠したまま 臨海線の埠頭駅を降りた景色は夏の陽射しの中でもとても無機質で、まるでこの日に期待した自分を嘲笑っているかのようだった。思い焦がれた人が目の前にいる。ずっと楽しみにしていて、この日が来るのを待っていたのに、でも僕は上手に笑えなかった。凄く喉が渇いて声が出なかった。何を伝えにここに来たのか、そればかり自問していた。 夏が少しだけ焦がした肌の色と 帽子から覗いた髪の色が 硝子の向こう側でぼやけて見えた 君が目の前にいるのに、自分の心ばかり見つめて、君を直視できない。いっそこの目の前の現実ごとぶち壊せないだろうか。当たり障りのない話題を探すだけの脳みそ、口先だけで噛み合わない会話をすることに何の意味があるんだ。今!自分はここにいるはずなのに、ここにいないような虚無感と自棄、触れ合わない心と手。 「君は何を思っていたのかな」 上機嫌とは言えない君の一挙一動を気にしながら、電車は無機質な高架線を走っていく。何でこんな感じになったのかな。もっと幸せな時間を思い描いていたのに。こんなつもりじゃなかった。会いたかったよ。ずっとここに来たかったよ。なのに何で僕の心はこんなに苦しくて、そしてその心の叫びさえ一言も発することができないんだ? とても甘い絵、夢のような時間、腐り落ちてしまいそうな甘い悪夢。近くて遠いよ。触れられないよ。 Hello,Hello,Hello,Shining Days 眩しすぎて夢の中のよう Hello,Hello,So Sweet Scene 君は何を思っていたのかな Hello,Hello,Hello,Hello, 近くて、遠いよ、凄く遠いよ、触れられないよ 眩しい景色の中、目の前にいる彼女の横顔は紛れもなく現実だった。そして、その現実に触れることも壊すことも、新しい現実を創ることもできない無力な自分も、また吐きそうなほどの現実だった。その現実に名前を付けるなら...「絶望」
10.
音奏で君を想う The Real Love Song この街に降る雨は鍵をなくした僕にも容赦ない。遠いな。大好きなのに。君の気持ちが見えないよ。 僕の存在は少しでも君を幸せにしているだろうか?もしかしたら君の人生にとってただの厄介ごとの一つかもしれないけど、そんなことないよって云って欲しいし、僕の作る歌で喜んで欲しいな。素敵な音が腐る程ある世の中でさ、それがただのエゴイズムだとしても良いや。 家族とも遠く離れて、寄り添う場所を持つ人達の中で、団欒と庭の匂いがただひたすら懐かしい。足りないものが幾つあるだろう。足るものはどうして僕にないのだろう。酷く惨めだ。心を置きたい場所がやっと見つかったというのにさ。神様、あの子と僕を出会わせて一体何を弄んでいるんだ? こんなに痛い想いの果てを僕はどんな言葉で綴るのかな。 僕と君に総意の未来はあるのだろうか。そう口にすることさえ酷く烏滸がましく思う程、自信と希望が欠落した人間にさ、何で人を好きになる気持ちだけ残したんだ? 何度も口にしたよ。「あの子の幸せに寄与しない自分自身なんか消えてしまえ」と。でもどれほど力なくとも君と音楽がくれた命の豊穣が僕を生かしている。それはどうやっても否定し得ない事実なんだと思う。 音奏で君を想う。それ以上の価値が、僕の人生に在るだろうか? 多分僕は何度でも君のことを歌う音楽を作りたいんだ。何度だって君に歌うよ。男の子は女の子に君が好きだって伝えたいものなんだ。そっと目を閉じた君の横顔に寄り添うような歌を歌えたらいいな。
11.
J−POP 06:20
J-POP ねえ 僕が忘れていた 大事なことひとつ 思い出させてくれた 言葉があるんだ でも恥ずかしいなこれ 言わないでおくよ まだ全てを話さなくてもいいだろ ねえ 太陽にみたいに笑って キラキラな世界を持って くるくると動き回っている 素敵なあの子をね 全世界に自慢したいね 僕は天使に触れたよって それだけでハッピーなんだってこと 忘れてしまっていたよ 夢はいつか叶えたい だけど今も楽しみたい 根暗かも知れない僕が 君の笑顔を思って 精一杯愉快な音楽奏でよう! i love you i love J-pop i love music i love musicians i love familes i love friends i love everything for ”i met you”! (be happy!!)i think so ”love will live”! (now i never want more!)i feel that love will live! (be fine!)sing happy new song! yeah!!!!!!!!!!!! ねえ 10年やっちまったんだね 似たようなコード進行で 「君が好き」だってことばっかりで 恥ずかしくなったりね 苦笑いとか照れたりして でも良いやこんな自分だって 今が最高!なんだってこと 忘れてちゃダメなんだ 届かない想いばかり 抱えていたポップ作家から いま生きる喜びを ときめき&ラヴレターを クリスマスギフトのように届けよう! i love you i love listeners i love criaters i love netlabels i love idols specially school idols i love everything that lead me here! (be happy!!)i think so ”love will live”! (now i never want more!)i feel that love will live! (be fine!)sing any killer tunes! yeah!!!!!!!!!!!! くもり多分くもりのち晴れだし 大好きなアイドルの歌を聴いてる気分で ずっとずっと大好きだったの! こんな音楽!こんな気持ち! 愛と希望!笑顔! 胸がいっぱいでその上何故だか泣けちゃう夢だらけ! 明るく楽しいJ-POP! i think so ”love will live” but i couldn't think ”love will live” 苦悩して病んで吐いた最前線 遠ざかりまた近づくトラウマ 何度も立ち止まりそれでも前進した 飛べない水溜りを飛ぼうとして泥だらけ 鬩ぎ合う希望と絶望の狭間 揺らぎながら握り締めていたもの 全ては聖地の前に佇む祈りのようなものだったな さよなら 初めまして 新しいわたし あなたといま向かい合える
12.
冬すがた Winter Clothes わたしが綻び あなたが結んだ もうすぐ大切な季節が終わる あなたが投げかけ わたしが拾った 互い違いの網目に迷いはないの さよなら、冬すがた 息づく、紅つぼみ 春雷が明けたら もうすぐそこだよ わたしがなみだ あなたがおひさま 互い違いの網目は回りゆくの さよなら、冬すがた ようこそ、春うらら 思い出は陽だまりの 湧き水のように 「もう一度聴かせて」
13.
ソニックウェーヴ Sonicwave 小難しいあれこれを消去した結果、君の顔がどうしても消えないよ。ニヤニヤ止まらないくらい可愛くて、僕には世界一なんだ。あの織天使の名前を挙げて「それ以上だ」って云ったら君はどんな顔すんのかな。「絶対嘘やー!」って言うだろうけど、割と本心なんだよね。君が大好き過ぎて僕はどんどん変になっていくけど、「アイラーヴュー」遂げた折りには赦してにゃん!散歩拒否するわんこのような素直じゃないこんな心が疎ましい。脈ありなしとかもう煩いな。そういうの関係ないのさ。この思いが鍵盤の端から端以上に育って何度も消したメロディ。ただ君が笑えば世界が頷くよ。だからいつでも笑顔でね。君が大好き過ぎて僕はどんどんアレになっていくけど、「アイラーヴュー」天使すぎる君が悪いのさ #ムッシュキモい ナカモの「つけてみそかけてみそ」はじっくり寝かせたコクのある赤だしをベースに、上品な甘さに仕上げた味噌ダレ!名古屋名物、味噌カツ、みそ田楽、焼きナスにもこれをかけるだけでOK!お母様も是非お子様に勧めてあげて下さい。 君が好きだ。君の綴る文字列も君の好きな音楽も君の顔も身長も着ている服もぶら下げた鞄も歌声も履いている靴も髪の長さと色も首から双肩を経て両腕に至る流線も君の描く絵も君が飼っている犬も君の話し方も君が話す家族のことも君の名前も全部愛してる。全て肯定する。理由はない。理由なんか要らないし、何が理由なのかなんて知りたいとも思わない。僕と君を隔てる距離も社会の嫌な風潮も糞みたいな自分自身の劣等感も君自身の壁も全部ぶっ壊したい。自分の全存在を賭けて抱き締めに行くから待ってろ。君が好きだ。この言葉を僕は正義の旗印にしようと思う。全力で行く。 君が世界一好きだよ。 愛してるぜハニー!また僕はちゃんと人を好きになれたんだ!「アイラーヴュー&ラーヴュー」どうにか赦してにゃん!#軽くない? 君が世界で一番大好きだよ! この喧騒の先に一緒に行こ!
14.
次回予告 Trailer Of The Next 「この喧騒の先に行こう」と彼は言った。 しかし、そこには何が待ってるのか? 人生は波乱万丈、万物は流転する。 新たな運命!新たな葛藤! そして解放される新たな歌! 次回「彼女のポップアイコン」にご期待下さい。
15.
てのひらの7つ星 Seven Stars In Our Hands どっかに星落ちてないかなーって 夜通し歩いて、やっと見つけた昨夜。今夜君に渡すんだ。間に合ってほんと良かったな。 あれこれ提示したことに、今は答えなんて要らない。ただ君に喜んで欲しいだけなんだ。 掌の7つ星、君に届けに急ぐ。 天使が歌っている夜だし、きっと素敵な笑顔に会えると信じて。 困らせるだけかもしれないなって、想いもそりゃ少なからず過るけど、"今夜は特別" プラチナチケット、手に入れた訳だし。 あれこれ逡巡してみたり、力及ばないことばかり。でも、少しだけ「ロマンスを語って」みたいんだ。 掌の7つ星、君に届けに急ぐ。 天使が歌い終わるその前に、地下鉄の改札、階段、足早に駆けて。 祝祭の日の喧騒と煌めきの隙、そっと擦り抜けるように差し出した刹那、少し驚いて、君は嬉しそうに笑ってくれた。
16.

credits

released May 15, 2017

Theムッシュビ♂ト「彼氏のマストアイテム」に寄せて

この文章は個人が個人に宛てた「手紙」を再構成(再校正)したものである。それが何故こうして作品の一部になってしまったか、まずはそれを説明したいと思う。まずは誰が誰に宛てた手紙であるかだが、それは書き手である私が、このアルバムの主人公でこの物語の語り部である The ムッシュビ♂トに宛てて書いたものだ。その私信という形を取った実は半分以上がアルバム全曲レビューであるこの文章を、Theムッシュビ♂トという人間は「これも物語の一部にしたい」と云う。本作を手にしている人はご存知だろうが、Theムッシュビ♂トの歌は”愛だの恋だの”の話が多く、コラボレーションも多い。簡単に言ってしまうと、Theムッシュビ♂トは「ヒトが好き」なのだ。そして自分を含め、その周りの人を巻き込んで作品にしないと気が済まない、まったく厄介でかわいい人なのだ。だからこの文章をここまで読んでしまった貴方も、観念して物語の一部になるしかないのだ。そしてこの物語のガイドブックとして、この文章が少しでもお役に 立てばいいなと思う。

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2015年11月12日、Theムッシュビ♂トの5thアルバムが届いた。アルバムは初回限定の仕様で、フォトアルバムにジャケットと歌詞カードが交互に収められていて、その最後のページに はTheムッシュビ♂トからの手紙が入っていた。このアルバムを何度も再生していると、この手紙は僕への「ラブレター」なんじゃないかという気さえしてくる。「ラブレターならば、返事を書こう」というのが、この文章の筆を(キーボードを)取った理由である。またこの文章は勝手に第三者に向けた形で書きたいと思う(恥ずかしいからね)。
本作を作成するにあたり、Theムッシュビ♂トが取った舵の航路を提示したのは実は私なので ある。それは「フライングEP: we can(not)fly」のインタビュー(※1)でTheムッシュビ♂ト自身も語っている。私はある日、清竜人の「MUSIC」というアルバムを彼に紹介したのだ。そのアルバム はTheムッシュビ♂トもよく口にする「自己劇化」の最たるもので、ヒトを好きになることの哲学、女性に恋いこがれる気持ち、性欲、コンプレックスとタブーなしで迫ってくる作品だった。 これはTheムッシュビ♂トが抱えている(と、私が勝手に思っている)壁を打破するヒントになる気がしたのだ。これが舵となった様だ。その影響は本作にも多分に出ているけれど、もちろん それだけでは語れない作品に仕上がっている、と私は思う。

Theムッシュビ♂トのアルバムはこれで5作目になるが、実質の1stアルバムは前作の「キラーチューンズ」といっても過言ではないだろう。初の流通作品ということもあるが、Theムッシュビ♂トがそれまでのアルバムで用いてきたスカム的、実験的な手法と決別したアルバムだからである。しかし、その躍進への喜びと共に僕はこの前作にある種の「息苦しさ」を感じていた。「キラーチューンズ」は彼のポップ作家として宣言であり、歌詞には全編に彼の「理想」が語られていた。「FIT」の歌詞に「男は須く大事な人の王子様に成らなければいけない」とある。他の曲にも「strong」「perfectly」という言葉があり、彼が精神的にタフであろう(でなければならない)という気持ちで溢れていた。
この「must(~でなければならない)」な表現を受けて、私は心配していた。「いやいや、Theムッシュビ♂トはそんな強い人じゃないでしょ。むしろヘタレでしょ。それって辛くない? 苦しくない?」という風に。だからもっと自由になって欲しくて、清竜人の「MUSIC」を勧めたのだ。その影響で「彼氏のマストアイテム」でのTheムッシュビ♂トの作る曲の灰汁(あく) は、また強くなってしまったかもしれない。けれど私には私の知っているTheムッシュビ♂トの「そのまま」が表現されている様で、嬉しかったし、なにより安心したのだった。

「彼氏のマストアイテム」という前作で私が危惧していた「must(~でなければならない)」な表現を含むこのアルバムタイトルが意味するものが何なのか、そこに疑問を感じるところから物語はスタートする。

1.ファンキーファイト
冒頭のナレーションで引用されている「rock 'n' roll might not solve your problems, but it does let you dance all over them.」という言葉はTHE WHOのギタリスト、ピート・タウンゼントの名言で、この言葉がこの曲のモチーフになっている。コミカルな次回予告感溢れるナレーションで始まる曲だが「人生はどうせ嫌なことばかりさ」と歌詞はヘヴィで、名言同様に「踊ること」以外に解決策は一切提示されない。ダンサブルなビートにTheムッシュビ♂トと三好リョウのラップの掛け合いが乗り、そして歌詞と反して明るいメロディのサビではTheムッシュビ♂トの歌声が低音パートを担当することで、アッパーなのにどこか不穏な空気を出すことに成功している。

2.白すぎる
前曲の最後の歌詞「どうでも良すぎるよ」を受けて始まるオルタナティブ歌謡ナンバー。ギターとベースを盟友PIG MARRYのメンバーがそれぞれ担当している。Theムッシュビ♂トの曲に勝手ながらに椎名林檎を感じることがあるが、これもその一曲だ。また「曲が書けない」ことを 曲にするというシンガーソングライターとしては致命的な独白だ。しかし、これを言わないと始まらないと考えたんだろう。これがシンガーソングライターの「絶望の底」だと。

3.SSW
前曲の要約とも取れるナレーションから、一転して可愛らしいワルツが始まる。メロディはひたすらにポップなのに、歌詞は身が裂けるほどの彼の現実が描かれている。後半に収録されている「まよレコ!」でも喜劇的に指摘されているように、Theムッシュビ♂トの曲は「愛だの恋だの」を歌ってきた。その彼が「人を好きになるのが怖い」と歌う。話は前後するが後半に収録されている「まよレコ!」が面白い。詳しくはないが、ラジオドラマ、ドラマCDの文化なのだろうか。舞台はネットレーベル「迷われレコード」の事務所で働く3人という設定だが、どこか脈々とある設定、例えば喫茶店に入り浸る元警察官のポンコツ探偵(同じビルの上に事務所がある) と、推理小説オタクで金田一耕助風な和装に身を包んだ偏屈な幼なじみのニートの男、そしてその喫茶店の娘(女子高生)で事件に首を突っ込んでは事件解決のヒントをもたらすヒロイン、そんな世界観とオーバーラップする。そんなものをどこで見たか読んだかはさっぱり覚えはないのだけれど。

4.世界は思い通り
「まよレコ!」の素晴らしいオチから始まる、Theムッシュビ♂ト×きょうのデュエットソング。ネガティブな自分との対比として、ポジティブで物事を断定的に語るアニメのヒロインみたいな彼女に明るいメッセージを託している。ここで彼が今までコラボレーションやサイドプロジェクトで培った女性ヴォーカルが栄えるメロディが生き生きと踊っている。ここで共同編曲者として見事に采配されているのが、Theムッシュビ♂トとずっとタッグを組み、本作でもミックス、マスタリングも手がけるパノピカ・エイジである。特に寸劇後の後半で炸裂しているギター、これはたまらない。ロックファンは一聴して気づいていると思うが、QUEENのブライアン・メイのギターサウンドである。こういうオマージュを引き出しとしてサラッと出せるのも、ナゴム時代からのキャリアの成せるものだろうか。余談だがこのブライアン・メイのギターサウンド は、モーニング娘。のグループ内ユニットだったタンポポの「乙女、パスタに感動」でも聴けたりする(恐らく編曲者の永井ルイのアレンジ)。Theムッシュビ♂トもハロー!プロジェクトのファンを公言しているし、そういうところのリンク感も聴いていて楽しい。

5.はたらく男
またまた前曲のオチを受けて始まる、The ムッシュビ♂トには珍しいハードコアパンクナンバー。編曲から全楽器、プログラムまでこなすのは盟友ブラスタル。ブラスタルがもたらしたこの曲の疾走感はたまらないものがある。Theムッシュビ♂トの作品でここまで、歪んだパワーコードのギターが全面に出されたのは初めてじゃないだろうかと思う。「働く男」といえばユニコーンの名曲だが、アレンジのツービートを聴いて、どちらというと「大迷惑」だなと思って一人ツボに入ってしまっていたが、本人によるとTheムッシュビ♂ト×すなちゅ名義のシングル 「花束」(※2)収録の「働く男」との同名異曲として作ったそうだ。またTheムッシュビ♂トの声にも大胆にエフェクトが掛かっており、前作では意識的に排していた部分もアレンジとして正解ならと良しとする潔さが、前作で抱えていたコンプレックスの払拭を強くアピールしている。

6.大奥ライド
女心を大奥の何重もの襖に例えて歌った大江戸シンセポップ歌謡。個人的に前作に入っていても違和感がないと思っているのが唯一この曲で、Theムッシュビ♂トのシンセポップだったり、 ニューウェイブだったりする、あえてカテゴライズされるならそういうジャンルの得意な曲調が、 新たにエンターテイメント要素を加えてリニューアルされている。「Kabuki」としてクレジットされているなかがわゆうすけは、僕の知る限りミュージシャンではないのだが、芸達者で以前もTheムッシュビ♂トの「他薦ベスト」にも素晴らしい文章を寄稿していた(※3)。今回は歌舞伎の口上を披露しているのだが、彼も私と同様にこの物語に巻き込まれることになった人物なのだろう。

7.もうすぐ素直じゃなくなる
今までになかった清涼感のあるギターポップナンバー。堀本陸の王道なアレンジ、meinaの安定したやさしい歌声、ポップソングとして足るものが足りている。今までは機材不足から来る 「足りない魅力」というのもTheムッシュビ♂トにはあったと思う。でもこうして足りた状態を聴くとTheムッシュビ♂トの書く曲のメロディーの良さが浮き彫りになってくる。歌詞は 「私」と「君」という人称を使って、男女の別がなく解釈できるようになっていて、この1曲だけアルバムから切り取っても成立する。私小説であり、私小説でないように作られている。

8.接吻&ラヴ
前曲で完璧に表現した「恋に踏み出す前の繊細な気持ち」を、台無しにすることに成功した寸劇から始まるバーストポップナンバー。敷嶋萌子が演じる堕天使は、Theムッシュビ♂トの好きなアニメであるラブライブ!の「星空凛」の語尾が流用されている。ところどころに配置されているエヴァンゲリオン・ネタにも注目したい。デートの前日のネガティブさが、妄想によってポジティブに変換されていく様子を過剰に、また喜劇的に表現されている。

9.あおなみ線
このアルバムの流れでここが一番「つらい」部分だ。昨晩自分の中で作り上げた理想や想定 (前曲で表現されている部分)がもろく崩れ去り、淡々と受け入れられない現実と時間が過ぎて行く感覚。「あおなみ線」のアナウンス、これを実際に聴いたTheムッシュビ♂ト、そしてそれを後日サンプリングしに行くTheムッシュビ♂ト、そんな光景をつい想像してしまう。電車がモチーフになっているからだろうか、最初聴いたときは、どこかくるりっぽいなと感じた。アレンジメントを手がけるのはnemoasakuraは、Theムッシュビ♂ト周辺では珍しく洋楽ロック的なアプローチを得意としているが、今回はそういうセンスは浮遊感を表現する程度にとどめて、メインにアコースティックギターを据えるという素晴らしいアレンジを施してくれている。

10.音奏で君を想う
エモーショナルな曲が続く。イシダストンの感情に寄り添うピアノが冴える。Theムッシュビ ♂トはここで、アイデンティティの揺れを赤裸裸に語る。「もしかしたら君の人生にとってただの厄介ごとの一つかもしれないけど」これはTheムッシュビ♂トが一番口にしたくない、曲にしたくない歌詞だったんじゃないかと思う。彼女との恋も叶わず、Theムッシュビ♂トの救いである「音楽」で彼女のことを歌うことが、彼女にとって「厄介ごと」かもしれないなんて、あまりにつらいじゃないか。しかしその先を歌うために、Theムッシュビ♂トはこれも歌にする。Theムッシュビ♂トのポエトリーリーディング的な感情の吐露が終わり、最後のサビでアイデンティティの宣言をする。そしてアウトロのピアノだけが、まるでそこに「希望」があるような旋律を奏でる。

11.J-POP
本作の中でゲスト表記がないのはこの曲だけである。「彼氏のマストアイテム」の答えは最後の曲に託されているわけだが、表現者Theムッシュビ♂トにとって一番言いたいことは、この曲にあるのではと思う。恋について歌ってきたTheムッシュビ♂トが「愛」、それも恋人候補の 「君」だけではないく、全方位に向けての「愛」を乱射している。新しい自分の誕生を嬉々として歌っている。良かった。これでTheムッシュビ♂トはまだまだ歌えるってことが分かった。

12.冬すがた
いちはの龍笛がノスタルジックに鳴り、冬の空気が伝わる。音数がとにかく少ない。この曲を聴いて、真っ先に思い浮かべたのは中島みゆきの「糸」という曲だ。中島みゆきは「縦の糸はあなた 横の糸は私」と編み上がる二人を「仕合せ」と呼び、希望を歌う。Theムッシュビ♂トは 「互い違いの網目に迷いはないの」と、編み上がらない二人の別れを歌う。自分と彼女が正しく交わることなく、そのまま互い糸の端と端を持ち、人と人が別れ行くようにほつれていく。冬と春、別れ、始まり、それをただ歌う。感情は歌わない。Theムッシュビ♂トの新境地だ。

13.ソニックウェーヴ
Theムッシュビ♂トがメンバーでもあるバンドBaaBooFAZの戸田ノブヒトとアイドルの吉野なおをゲストに迎え、最後の曲は一番自分らしい曲で締めている。これは特定の人について書かれた曲なのだろうが、「Theムッシュビ♂トは恋するときはいつだってこんな気持ちなんだ!これで良いって決めたんだ!」という「正義の旗印」という歌詞、それを陳腐な表現をしてしまうと「自分へのGOサイン」というところが、この曲の本作での位置づけだろうか。でも恋の行方などこの曲を作った時点のTheムッシュビ♂トも知らないわけで、この曲はやはり特定の人への全力の歌だったのだろう。最大公約数的な表現なんてものは、どう聴いても本作では捨ててしまったんだから。でもだから届く人には届く、それでいいと思う。なんせ前曲の最後には 「もう一度聴かせて」って入ってるわけだから、時系列的には逆なのだ。恋の行方は「冬すがた」だったわけだ。この2曲はすごくパーソナル過ぎて「アルバムの流れ」という意味では、実は少し違う立場にあるのだと思う。

最後に答え合わせをしよう。この物語を通して、Theムッシュビ♂トが伝えたかったことがなんだったのか、つまり「彼氏のマストアイテム」とは、どんな物なのかという話についてだ。それは凄い単純な話で、普通こんな時間をかけて答えを出すものではないのかもしれない。意中の彼女の彼氏になるためのマストアイテム、絶対に持ってなきゃいけないモノ、それはきっと「好き」って気持ちだ。こんな答えに笑う人もいるかもしれないが、人生そんなに上手くいっていない人にとっては、この感情を取り戻すことがどんなに大変か。この「彼氏のマストアイテム」という作品は、その気持ちの再生の物語だったわけだ。この作品を発表をした後も、Theムッシュビ♂トはまた恋をするし、また傷つくし、いつか幸せになるかもしれないし、いつまで経っても幸せになれないかもしれない。でも最後は「愛」まで表現しちゃったわけだから、The ムッシュビ♂トはどんなことが起きても、それを歌にしてしまうんだろう。願わくば、個人的には幸せになって欲しいと思ってるし、恋人との幸せな歌も、その彼女を生涯の伴侶とする歌も、子供が生まれた時の歌だって聴きたい。でも最終的には幸せな歌でも、不幸な歌でもどっちでもいい。どんなものでもいいから、君の新しい歌が聴きたい。君の新しい音楽が聴きたい。 いつでも聴くからさ。

(文中敬称略/2017年1月改稿)
(文責/3106)

※1=音楽ニュースサイト・indiegrab/2015年2月15日
indiegrab.jp?p=14658
※2=ネットレーベル・セラミックレコーズよりフリーリリース。
www.ceramicrecords.net/release/hanataba/hanataba.html
※3=現在は削除されている。



彼氏のマストアイテム/Theムッシュビ♂ト
Boyfriend's Must ltems
Original Release at 2015.10.25.

1.ファンキーファイト/Funky Fight
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Rap.Programming.松永剛寛
Vocal.三好リョウ(ホームラン/三好リョウバンド)
Narration.古賀ゆうと(ネジレインカルチャーアウト/ミンカ・パノピカ)
三好リョウ by the courtesy of オーイェーレコーズ

2.白すぎる/Too White
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
A.Guitar.村上亜賢(PIG MARRY)
E.Bass.山本 浩(PIG MARRY)

3.SSW/Singer Song Writer
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
「まよれこ!」出張版
脚本・録音/はぐれウシドリ(ほむらんず)
出演/きょう・山岡迷子(ほむらんず)・はぐれウシドリ
音楽/堀本 陸
ほむらんず by the courtesy of 迷われレコード

4.世界は思い通り/The World Is (Not) As You Like
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
Vocal.きょう
E.Guitar.パノピカ・エイジ(ミンカ・パノピカ)

5.はたらく男/A Hard Worker
作詞作曲/松永剛寛・編曲/ブラスタル
Vocal.松永剛寛
E.Guitar.E.Bass&Programming.ブラスタル

6.大奥ライド/Oooku
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
Kabuki.なかがわゆうすけ(a.k.a.ぐちち/caravan)

7.もうすぐ素直じゃなくなる/Wanna Be Natural
作詞作曲/松永剛寛・編曲/堀本 陸
Vocal.松永剛寛
Vocal.meina(solfagram)
Guitar&Programming.堀本 陸

8.接吻&ラヴ/Kiss And Love
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
Voice.敷嶋萌子

9.あおなみ線/Hello, Shining Days
作詞作曲/松永剛寛・編曲/nemoasakura
Vocal.松永剛寛
Guitars
&Chorus.E.Bass.Programming. nemoasakura(Heaven's Show Case)
Voice.meina

10.音奏で君を想う/The Real Love Song
作詞作曲/松永剛寛・編曲/イシダストン
Vocal.松永剛寛
Piano.イシダストン(よしこストンペア)
イシダストン by the courtesy of きもちレコード

11.J-POP
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛

12.冬すがた/Winter Clothes
作詞作曲/松永剛寛・編曲/松永剛寛・いちは
Vocal&Programming.松永剛寛
龍笛.いちは
Voice.meina

13.ソニックウェーヴ/Sonicwave
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛
Voice.吉野なお・戸田ノブヒト(BaaBooFAZ)
吉野なお by the courtesy of caravan
つけてみそかけてみそ Licensed by ナカモ株式会社

14.次回予告/Trailer Of The Next
作編曲/松永剛寛
Programming.松永剛寛
Narration.古賀ゆうと

15.てのひらの7つ星(2015 New Mix)/Seven Stars In Our Hands
作詞作曲編曲/松永剛寛
Vocal&Programming.松永剛寛

16.”Jesus bleibet meine Freude(BWV147.)”
作曲/J.S.Bach
piano.meina


Produce.松永剛寛=Theムッシュビ♂ト

Recording@ほしぞらスタジオ&D-Studio

Mix.松永剛寛&パノピカ・エイジ

Mastering.パノピカ・エイジ(D-Studio)

Hair Making.金田 翼

Photo.中村勇仁(Studio Free Planet)

Jacket Illustration.中川一

Design.松永剛寛

Suported by
sittingbythechurchwithdan
sittingbythechurchwithdan.wordpress.com

indiegrab
indiegrab.jp


ソニックウェーヴ Licensed by 迷われレコード
mayoware.seesaa.net/article/414009048.html
あおなみ線 Licensed by OMOIDE LABEL
omoidelabel.bandcamp.com/album/ep-we-are-not-a-couple

※クレジットは2015年10月25日現在のものです。


Links

「もうすぐ素直じゃなくなる」MV
youtu.be/esFx7TGzXkw

リミックスシングル「新視点・彼マス」
positiverecords.bandcamp.com/album/pstnet-030-the-2

4thアルバム「キラーチューンズ」
positiverecords.bandcamp.com/album/pst-001-the

「彼氏のマストアイテム」追告
www.youtube.com/watch?v=v6xFX6Mo0G0

「彼氏のマストアイテム」制作忘備録
monsiurbeat.jimdo.com/%E5%BD%BC%E6%B0%8F%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0%E5%88%B6%E4%BD%9C%E5%BF%98%E5%82%99%E9%8C%B2-%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%E3%81%82%E3%82%8A/

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三好リョウ(オーイェーレコーズ)
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古賀ゆうと
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村上亜賢
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山岡迷子(迷われレコード)
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パノピカ・エイジ(ミンカ・パノピカ)
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ブラスタル
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堀本 陸
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イシダストン(きもちレコード)
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吉野なお
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